リッチなコンテンツで「プレゼンス」共有

マーケティング戦略などと言わずに、もっと気軽に「プレゼンス」の共有を楽しもう。本来、トゥイッターは軽い気持ちで始まったものだ。フィンランド発のジャイク(jaiku)も、トゥイッター同様に、携帯電話からテキスト情報を送ることで「プレゼンス」を共有し、緩やかな友人関係を形成するサービスである。しかし、日本では、ミクシィ・モバイル(mixiモバイル)やモバゲータウンのように、既に携帯電話から容易に「プレゼンス」を共有することが可能になっているので、PCベースのトゥイッターもどきのサービスも登場はしたが、さほど人気を得ていない。この辺りが、国による通信環境の違いを考慮しないといけない点である。

IT環境が潤沢になってきたので「プレゼンス」の共有は、もっとリッチなコンテンツで行われるようにもなっている。その一つが、タイニー・ピクチャーズが始めたレーダー(radar)と言うサービスである。これは、画像を用いた「プレゼンス」の共有を行うもので、カメラ付き携帯をもっているユーザーが今撮った写真(動画も可)をレーダーに送ると、友達登録していた人に配信され、それを携帯やスマートフォンやPC上のフェイスブック(Facebook)で見たりすることができる。

「プレゼンス」を最も表現できるのは動画である。2006年10月に設立されたジャスティンTV(Justin.tv)は、ファウンダーの一人であるジャスティン・カンが、ウェブカメラで自分の生活を24時間放映するサイトである。私生活は勿論のこと、ジャスティンがイベントに出かければ、そのままイベントが生中継されるので、マーケティングにも活用される。

ジャスティンTVのような動画ライブのプラットフォームを誰にでも開放したのが、ユーストリーム(Ustream)である。ウェブカメラとブロードバンド回線さえあれば、だれでもライブ中継により自分の「プレゼンス」を垂れ流しにできる。今では日本のユーザーも多く、インターネット・トラフィック調査会社のアレクサ(Alexa)のデータによれば、米国からのユーザーは38.9%、日本からのユーザーは28.7%と第二位である。ユーストリームは、動画をただ流すだけでなく、競合関係の激しいライブ動画サイトの中で他と差別化しようとしている。シャウトメーター(Shout Meter)と呼ばれるサイドバーを動画の横に置いており、動画を面白いと思ったユーザーがクリックするとシャウトレベルが上がっていき、ベストなライブ映像をユーザーが選ぶことができるようになっている。また、ライブ投票(Live Polls)の仕組みを備えており、動画を配信している人(パブリッシャー)がユーザーにリアルタイムで質問し、パブリッシャーとユーザーとの間に双方向性を持たせている。

「プレゼンス」は現実世界のものだけではない。2007年5月にローンチされたスクウォーク(Squawk)は、トゥイッターやジャイクと似てはいるが、「プレゼンス」を共有するのはメタバース(仮想空間)で有名なセカンドライフ(Second Life)の中である。セカンドライフ内のアバターが、セカンドライフ内で経験したような「プレゼンス」情報をゆるやかな関係にある友達と共有するものだ。画面の右側には、セカンドライフの島を上から鳥瞰した地図が表示され、そこにいるアバターが自分の今に関する情報を送信すると、画面の左側にトゥイッターのように表示されていく仕組みである。

さて、「プレゼンス」の共有は、エンターテイメント分野の領域を超えて本格化するのであろうか。

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