勢いづく無料ビデオ配信サービス

有料ビデオダウンロードの各サービス比較については、ラスト100(last100)が11のビデオダウンロードを取り上げて評価している。

アップルの「アイチューンズ・ストア(iTunes Store)」を始め、パラマウントピクチャーなど5つの大手映画会社が設立した「ムービーリンク(Movielink)」(最近DVDレンタル企業のブロックバスター(Blockbuster)が買収)、フォックス・インタラクティブ・メディア(FOX Interactive Media)のビデオゲーム部門であるIGNエンターテイメントが所有する「ダイレクト2ドライブ(Direct2Drive)」、P2P技術を用いた「ビットトレント(BitTottent)」、250社以上のスタジオから映画、TV、ミュージックビデオの提供を受ける「シネマナウ(CinemaNow)」、2007年9月にNBCがアイチューンズから乗り換えた「アマゾン・アンボックス(amazonunbox)」、マイクロソフトが提供する「エックスボックス・ライブ(XBox Live)」、独立系映画や外国映画に特化した「ジャマン(Jaman)」、ハリウッド映画も独立系映画も取り扱う「グーバ(GUBA)」、DRM(著作権管理技術)フリーのMPEG4映像を取り扱う「ハングリー・フリックス(HungryFlix)」、DRMフリーだがクレジットカード保有者の名前を映像ファイルに書き込む技術を持つイギリスのスタートアップ企業「ストリームバースト(Streamburst)」を取り上げている。

ラスト100は、これら有料ビデオダウンロードは、まだまだ価格面や使い勝手の面での開発競争が足りず、十分な競合関係が生じていないとしている。特に、マイクロソフト・ウィンドウズ・メディアDRMを利用しているサービスが多いため、マックやリナックスのユーザーが使用できない。一方、同じDRM技術を利用しているサービスが多いにも関わらず、サービス毎に異なるダウンロード・マネージャーを必要とし、使用感も全く異なるのでユーザーを戸惑わせると評価している。

前回紹介したフォレスター・リサーチの報告にあるように、有料ビデオダウンロードはまだ一部のニッチなユーザーにしか受けておらず、市場としては未成熟な状況なので、イノベーティブな開発競争が不十分な点が多い。

一方で、無料のビデオサイトは成長を続けている。2007年4月にニールセン・ネットレーティング(Nielsen Net Rating)が発表したトップビデオサイトを見ると、月間のユニークビジター数が1,000万人を超えるものは、ユーチューブ(YouTube)46百万人、グーグルビデオ(Google Video)17百万人、マイスペース・ビデオ(vids.myspace.com)15百万人、ヤフービデオ(Yahoo! Video)15百万人、MSNビデオ13百万人、AOLビデオ13百万人という順で、いずれも高い成長率を維持している。10百万人以下のビデオサイトとしては、続いて、メタカフェ(Metacafe)、ブレイク(Break.com)、アイフィルム(iFilm)、ベオ(Veoh)などが月間百万人以上のビジター数を誇る。

2007年8月、グーグルビデオも有料版の動画配信サービスを廃止し、ユーチューブを使ってネット広告と連動した無料配信サービスに注力すると発表した。フォレスター・リサーチの見方を裏付けるものだ。

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