ユニークなインターフェイス技術

音声入力インターフェイスの他に、ユニークなインターフェイス技術の取り組みを眺めてみよう。

イギリスのエレクセン(Eleksen)は、PCやiPod操作用のスマート・ファブリック・インターフェイスを提供している。布(ファブリック)自体がインターフェイスになれるということだ。エレクテックス(ElekTex)と呼ばれるタッチセンサー方式の布技術が同社のコア・テクノロジーであり、布に描いてあるボタンを「押す」だけでなく、ドラッグしたり、はじいたりする操作それぞれを区別する。伝導性のある繊維を非伝導性の布で挟む形で5層の布をラミネートしたものであり、指を縦横方向に動かすことに伴う電圧の変化を検知して情報を伝達できる仕掛けである。エレクテックスをジャンバーやジャケット、バッグの素材に使うことで、インタラクティブ・アパレルとして利用したり、携帯端末用の収納バッグ兼キーボードとしての利用などを提案している。

2000年5月に設立したイスラエルのルミオ(Lumio:2006年7月にVKBから社名変更)は、世界で初めてのヴァーチャル・レーザー・キーボードであるVKBの技術を有している。欧州最大のIT系イベントであるCeBitにおいてシーメンス(Siemens)からVKBのプロトタイプが発表されたのが最初であるが、2007年には、米国最大のIT系イベントであるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)において、「ベスト・イノベーション2007」を獲得している。VKBをブルートゥースでPCやPDAなどのハンドヘルド端末に接続すると、レーザー光により仮想的なキーボードがテーブルや机の上に浮かび上がり、その仮想的なキーボードのキーを触ると、センサーが検知して入力作業ができるというテクノロジーである。 キーボードを持ち歩かなくてもよいという利点だけでなく、清潔さが求められる手術室や、水や油を使用する工場などでの活用が期待されている。現在、ルミオは、中国のiTech Dynamic(香港ハチソン・グループのハチソン・ハーバー・リング(Hutchison Harbour Ringが製造)にVKBのライセンスを供与している。

ロボット技術と組み合わせたユニークなインターフェイスの事例としては、米国のヘッドゼアー(Headthere)が提供するジラーフ(Giraffe)と呼ばれるテレプレゼンス・ロボットがある。人間の等身大ほどの大きさのロボットで、上部にはディスプレイがあり、遠隔地にいる人の顔を映し出す。下部の駆動機構でどこにでも移動が可能であり、あたかも遠隔地にいる友人がそこにいるかのような動作を振る舞う。ヘッドゼアーを創設したのは、カーネギーメロン大学でロボット工学を研究したロイ・サンドバーグ(Roy Sandberg)と、スタンフォード大学でコンピュータ・サイエンスを学んだダン・サンドバーグ(Dan Sandberg)の二人である。活用事例として、ビデオ会議、在宅勤務、工場内でのゲストの案内、警備巡回などが紹介されてる。見た目は人間がロボット化したように見えるので、ちょっと奇妙ではある。気になるジラーフの価格は、1800ドルから3000ドルの間で販売が予定されているようだ。

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