究極の検索、パーソナライズド・サーチ

「集合知」(Wisdom of Crowds)とは、自分以外の大衆の知恵を活用するということだが、「あなたの知恵」(Wisdom of Your Crowd)を使って検索、発見することができると標榜する検索サービスがある。米パロアルトにあるコラリティ(collarity)は、ユーザーの行動分析に基づいたパーソナライズド・サーチである。

先進ウェブ・テクノロジーを対象にした人気ブログであるリード・ライト・ウェブ(Read/WriteWeb)が2007年1月に読者投票した結果によると、「グーグルに打ち勝つ可能性の高い検索サービス」は、ハキアやパワーセットのような自然言語検索サービス、チャチャのような人力検索サービスよりも、コラリティのようなパーソナライズな検索サービスであるとした回答が多かった(22%の得票)。

例えば、”execution”という用語で検索する場合、ユーザーが財務に携わっている人であれば、この用語は会社のマネジメントを指すが、ユーザーがプログラマであれば、この用語はアプリケーションソフトウェアの稼働を指すという風に、ユーザーの日常の行動を踏まえた検索結果を示さないと、ユーザーにとっては不満に終わる場合がある。従って、どんなユーザーでも一律に同じ結果を示す検索エンジンよりも、パーソナライズな検索サービスの方が有用である訳だ。

コラリティは、ヤフーの検索エンジンを利用しているが、その検索窓の下には、「パーソナルなレベルでの検索」か、「コミュニティレベルでの検索」か、「グローバルなレベルでの検索」かをゲージで選択することができる。つまり、自分のこれまでの行動を踏まえた検索結果を求めたい場合には、パーソナルなレベルでの検索を選択すればいい。逆に、自分の行動パターンを無視した検索結果を得たい場合には、グローバルなレベルでの検索を選ぶ。

コラリティは、パーソナライズな検索サービスの中でも、行動に基づいたパーソナライズド・サーチ(Behavioral Personalized Search)である。つまり、コラリティは、パートナー関係にあるサイトの中で、ユーザーがどのような興味を持って行動しているかを、ジャバスクリプト(JavaScript)を利用して自動的に追跡している。

他方で、ロリヨ(Rollyo)やスウィキィ(Swicki)というパーソナライズド・サーチは、ユーザーの興味のあるキーワードや分野を予めユーザーが指定、入力する必要があるので、言わばマニュアルベースのパーソナライズド・サーチと言えよう。

ユーザーに特別の負担をかけることなく、いつの間にかユーザーの行動を精緻に分析した上でのオーダーメイドの検索結果を返してくれるコラリティのサービスは、究極の検索サービスになるかもしれない。

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