期待高まるセマンティック検索

セマンティック技術は、ネット系企業のインフラなどエンタープライズ分野だけでなく、コンシューマ分野でも徐々に利用され始めている。先の「2007セマンティック・テクノロジー・カンファレンス」でも、スタートアップ企業による試みがいくつか紹介されている。

米アスクミーナウ(AskMeNow)は、携帯電話のショートメッセージでの質問の意味を捉え回答するサービスである。電話番号案内、天気予報、映画上映情報、スポーツのスコア、ナビゲーション、星占い、旅行情報、株価情報などの簡単な情報検索だけでなく、「昨年にオスカー賞を受賞した映画は何か?」、「風船ガムはいつ発明されたか?」、「空は何故青いのか」といった高度な質問にも答えられるという。携帯電話のショートメッセージとして尋ねたいことを入力して、ASKME(27563)にダイヤルするだけである。

次に、まだサービスが提供されてはいないが、本格的な「ウェブ3.0」とか「セマンティック・ウェブ」が登場するかと噂されているのが、米サンフランシスコにあるレーダー・ネットワークス(Radar Networks)である(同社は自らを「インテリジェント・ウェブ」と称している)。同社は、アースウェブ(EarthWeb)の共同創業者であったヴィジョナリストのノヴァ・スピヴァック(Nova Spivack)が2003年に設立した。

ノヴァ・スピヴァックは、2000年から2010年までがウェブ2.0の時代であり、その後2020年までがウェブ3.0のフェーズだという。ウェブ3.0時代は、セマンティック検索、セマンティック・データベースなどセマンティック技術の黄金期だとしている。さらに彼は、2020年から2030年はウェブ4.0(ウェブOSの時代)になり、分散検索やインテリジェント・パーソナル・エージェントの技術が現れるとまで予測している。

レーダー・ネットワークスが注目されているもう理由の一つは、ビルゲイツとともにマイクロソフトの共同創業者であるポールアレンが運営しているヴァルカン・キャピタルから2006年に出資を受けたからである。同社のサービスの質はまだヴェールに包まれており、2007年中にベータ版が公表される予定だ。

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